チタントレイ方式による 電気防食工法
コンクリート中の鉄筋は、強アルカリ性の中にあることで不働態皮膜という「保護被膜」で覆われて腐食しません。しかし海水などの塩分が染み込むと、この「保護被膜」が壊れて鉄筋は腐食します。このような場合、コンクリート面に陽極材を取り付けてここから直流電流を鉄筋に向けて流すと鉄筋腐食を完全に停止することができます。これがコンクリートの電気防食工法です。
日本防蝕には独自に開発した「チタントレイ方式」という電気防食工法があります。
また、チタントレイ方式の電源制御に必要な埋設型鉛照合電極や直流電源装置はもちろんのこと、電話回線を利用して電気防食状況を遠隔から監視・制御できる装置“遠隔監視・制御システム”も開発し提供しております。
日本防蝕はチタンメッシュ方式などの「日本エルガード協会の製品」も取り扱っております。
鉛照合電極
鉛照合電極は鉄筋の電位を測定するための基準電極です。20年を超える実績があり日本のスタンダード品となっております。
タイプ携帯用
- PbM-4型(携帯用)
- PbM-5型(埋設用)
主な使用目的
- コンクリート中鋼材の電位測定
腐食センサ(CS5)
腐食の原因となる塩分などがコンクリート中へ浸透する速度を検知するセンサです。電圧測定という簡単な操作で情報を得ることができます。重要な構造物の維持管理のためのモニタリング装置として使用されています。
直流電源装置
商用電源(交流)を直流に変換して防食電流を供給するための装置です。日本防蝕は独自の技術で優れた変換コントローラを開発し効果的な制御を可能にしました。
電気防食遠隔監視・制御システム
CP-Watcher(シーピーウォッチャー)はコンクリート構造物の電気防食装置を遠隔地から監視・制御するシステムです。安心で確実な維持管理を実現します。
CP Watcher(シーピーウォッチャー)構成図 (1595 ダウンロード )- 事務所のパソコンで全国各地の電気防食装置の管理ができる。
- 24時間防食状況を監視し、最適な防食状態を維持。
- 電気防食の専門知識がなくても管理ができる。
- 電気防食装置に異常が発生した場合は瞬時に事務所のプリンタに警報が出力される。
記載の仕様は、製品改良等により予告なく変更する場合があります。